第94回中国四国外科学会総会・第24回中国四国内視鏡外科研究会

会長・当番世話人挨拶

第94回中国四国外科学会総会 会長挨拶 第24回中国四国内視鏡外科研究会 当番世話人挨拶

第94回中国四国外科学会総会 会長挨拶

第94回中国四国外科学会総会
会長:永野 浩昭
(山口大学大学院医学系研究科 消化器・腫瘍外科学 教授)

第94回中国四国外科学会総会の開催にあたって

第94回中国四国外科学会総会を第24回中国四国内視鏡外科研究会とともに山口で開催させていただくことになりました。伝統と歴史ある本学会の会長を仰せつかり大変光栄に存じております。会期は2019年9月19日(木)、20日(金)の2日間、山口県宇部市 ANAクラウンプラザホテル宇部にて開催する予定で、現在準備を進めているところです。
さて、昨今の医療環境は、常に変動しています。特に外科診療以外のところでの業務負担の増加、例えば特定臨床研究法に対する対応など、外科医の労働環境は改善しているとはいいがたい状況です。その中で外科専門医制度がスタートしました。この制度の目標の一つである地域医療の問題軽減も県ごとに事情は異なります。中国四国地域における外科診療の在り方について新たな視点を投げかけてくれることになるのか、考えるところは少なからずあるように思います。さらに、定着しつつある全国症例登録システムNCDから見た中四国の外科をどのように考えるべきか、これもまた、一つの課題かもしれません。その一方で、地域と全国の役割分担、存在意義と目標、視点の共有など、基盤学会である日本外科学会の意図するところに対して一定の理解を持つ必要があるようにも思います。
外科診療の根幹は“ヒト”にあります、そして医療は“現場”でおこっています。取り巻く環境がいかにあろうとも、その診療には一点の曇りも許されません。日々の思いを忌憚なくぶつけあえる機会にしていただければ、本学会の意義は十分にあるように思います。
最後になりましたが、今回の中四国外科学会は、総会は消化器・腫瘍外科学(第二外科)、併設研究会である内視鏡外科研究会は器官病態外科学(第一外科)が担当し、ALL山口外科体制での開催といたしました。地域柄、参加していただく先生方には少しご不便をおかけするかもしれませんが、周りになんの誘惑もないところは利点でもあります。しっかりと総会に専念していただけるものと思っています。
維新の県“山口”へ是非足をお運びいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

第24回中国四国内視鏡外科研究会 当番世話人挨拶

第24回中国四国内視鏡外科研究会
当番世話人:田中 俊樹
(山口大学大学院医学系研究科 器官病態外科学 講師)

第24回中国四国内視鏡外科研究会開催にあたって

このたび、第24回中国四国内視鏡外科研究会を担当させていただくことになりました。伝統ある研究会の当番世話人を仰せつかり、大変光栄に存じております。会期は2019年9月19日(木曜日)、20日(金曜日)の2日間、第94回中国四国外科学会総会とともに山口県宇部市のANAクラウンプラザホテル宇部を会場として開催を予定しております。
黎明期には検査手段として用いられていた腹腔鏡・胸腔鏡手術は、手術手技、周辺機器の急速な発展により治療手段の一つとなり、現在ではもはや特殊技術ではなく標準的な手技として日常診療に広く浸透しています。さらに2018年からロボット支援手術の保険収載が拡大され、内視鏡外科は新たな時代に突入したと言えます。一方で、近年は社会から医療に対してより厳しい目が向けられており、とくに内視鏡手術の安全性・確実性を強く求められています。本研究会が各施設の手技の工夫や標準化への試みを共有する場となり、また、特に若手から中堅医師にとって改めて内視鏡手術の安全かつ確実な手技を確認し学んでいただくような機会になれば幸いです。
残暑厳しい9月の開催で会場アクセスの点からも参加される皆様にはご不便をお掛けするとは存じますが、2日間を通して多くの知見に触れていただき意義深い研究会になることを祈念しております。
山口県はご存知のように三方を海に囲まれ、日本海・瀬戸内の海の幸を同時に味わうことができます。少し足を伸ばしていただけると、山口市の湯田温泉、下関市の唐戸市場、美祢市の秋芳洞・秋吉台などがあり、観光・グルメ・絶景には事欠きません。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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